
■著者名:朝倉 千恵子
■ページ数:192ページ
■発売日:2014年3月29日
■出版社:プレジデント社
構成
【内容紹介】———————————-
この本には、全部で110個のメッセージを
6章に分けて紹介しています。
第一章 言葉の使い方、
言い方ひとつで
人生が大きく変わります
第二章 工夫がなければ
仕事は面白くもなく、
目標も達成できない
第三章 仕事のできる人は
「何のために働くのか」
を理解している
第四章 好かれる人、嫌われる人。
魅力のある人、話題にならない人。
ここが大きく違います
第五章 逆境。大ピンチ。
どう考えるかで
その後の運が開けます
第六章 売れない時代こそ
たくさん売る人になれる
とっておきの考え方
110個のメッセージ中、2つをご紹介します。
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メッセージ014
【「どうせ私は・・・・・・」
というマイナス感情を今すぐ追い出して!】
ロシアの作家・ゴーリキーの戯曲『どん底』の中に、
こんな言葉があります。
「才能とは自分自身を、自分の力を信じることである」
どんなに才能がある人でも「どうせ私にはできっこない」
と周囲に漏らしている人は、いつまでたっても
その才能を開花させることはできません。
本人は謙遜のつもりで言っていても、
自分の口から出たその言葉にひきずられてしまうからです。
前にも触れましたが、人間の脳は、自分で発した言葉を
そのまま信じてしまうのです。
ネガティブな口くせが多い人は、
自分自身にマイナスの自己暗示をかけてしまうのです。
今の自分を変えたいと思ったら、
まず自分自身を信じること。
そして、その第一歩は
「どうせ私なんか・・・・・・」
という自分を自分で卑下する
言葉を心の中から追い出すことです。
諦めないでやり続ければ、
結果が後からついてきます。
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メッセージ064
【部下に答えを教える前に、まずは自分で考えさせる】
私は「部下に適切な仕事を与え、仕事の何たるかを
教えて能力向上に努めることは、上司の礼儀だ」と
常々考えています。
だから、仕事を与えた後に褒めもしなければ
注意もしないような上司は無礼千万。
無関心というのは上司の横着、職務怠慢、
手抜きといえます。
こう言う私も、経営者になる前は、
これができていませんでした。
今思えば、指導者ではなく、
「頼りになる、みんなの憧れのお姉さん」に
なりたかったにすぎなかったようです。
部下から問題発生の報告をうけたときなどは、
「こうしたほうがいいよ」とやさしく対処法を伝え、
叱ることもなく手とり足とり教える人でした。
しかし、このやさしさは
「部下が自分で考え、自分で答えを出す」
機会を奪っている行為なのです。
これでは、いつまでたっても部下の能力は
伸びないことを自らの経験を経て気づいたのです。
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全110話中、2話をご紹介しました。
残りの108話を是非、
手に取って読んでいただけたらと思います。