OJT指導者・OJTリーダーにも研修を!①

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新人教育の指導に必要なスキルとは?①

現場で実務に参加しながら新人を育成していくことをOJTといいます。OJTは、実践の機会をもとに訓練を行うため、
人手を必要とする現場のニーズにも応えつつ、新人の成長スピードも早めてくれる育成手法です。

こうしたメリットがあることから、OJTは代表的な新人教育の手法のひとつとなっていますが、実はOJTは実施する
指導者側にも一定のスキルが求められます。本記事では、OJT指導者・OJTリーダーがあらためて教育を受ける必要が
ある理由と、そうした人材向けの研修で習得すべきスキルについて解説します。

OJT指導者・リーダーに教育が必要な理由とは?

人を指導、教育する立場になると、そのための教育や研修が新たに必要となります。しかし、そのような立場となって
いる人材に対して、あらためて教育や育成の機会が必要であると考える職場は多くないのではないでしょうか。

新人の育成や教育といった取り組みは、実際には高度なスキルを必要とするものです。しかし、そのスキルを伸ばして
いくことの大切さは見落とされやすく、こうした課題が放置されたままになってしまう会社は少なくありません。

新人という立場で業務に加わっている際、教育や研修で取り上げられる内容は、多くの場合ビジネスマナーや実作業の
進め方でしょう。しかし、OJT指導者・OJTリーダーといった立場で活躍する頃になると、自分の周囲の仕事のこと
だけではなく、チームや部署全体を気にかける必要が生じるのが通常です。

人に仕事を教え、人を育てていくといった取り組みは、自分一人だけで進めればいい作業とは大きく異なります。
その取り組みは、相手の能力や経験値なども踏まえて、相手に合わせたやり方を模索することも大切になるからです。
また、仕事の意味や目的を理解し、それを言語化する力も必要となるでしょう。

このように、自分一人で業務を進める能力と人に教える能力は大きく異なります。しかしこうした事実が見落とされ、
「優れたプレイヤー=優れた指導者」といった固定観念が、時として適切なOJTの妨げとなってしまうことがあるのです。

OJTの指導者・リーダーに必要なスキルとは?

OJT指導者・OJTリーダーが意識しておくべきことは、OJTを受ける新人一人ひとりに対して真摯に向き合う姿勢です。
OJTを受ける新人とOJT指導者との信頼関係の強さは、仕事に対するモチベーションの高さに大きく影響します。
新人のモチベーションが高まれば、成長スピードも大きく変わるでしょう。

例えば、取り組んでいる課題に対して新人が責任感を持てるようなコミュニケーションを心掛けたり、相手の理解度に
合わせて指導内容を調整したりといった具合です。このような動きをおこなうためには、一人ひとりの状態をよく観察
する力やコミュニケーション力が求められます。

また、業務の意味や目的、他の業務とのつながりを論理的に説明する力も求められます。この能力は、深く正確な
業務理解が必要なことはもちろん、ビジネス・フレームワーク等の方法論を適切に活用し、全体像を整理する際に
必要とされるものです。

なお、新人の指導だけに目がいきがちですが、自分の業務との両立も必要となる場合が多いでしょう。
その際は、これまでのキャリアで身に付けてきたタイムマネジメントの方法が活かせることがあります。