採用力を高めるために必要な面接官の育成方法とは?②

面接官に必要なスキルとは?

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面接官に求められるコミュニケーション能力も多義的である

採用面接の担当者が求職者ととるべきコミュニケーションのあり方には、実は多様なバリエーションがあります。
面接官にはまず前提として、将来性のある求職者を見抜くという役割があります。ときには批判的な質問を投げかけ、
相手の思いや覚悟・人生設計の軸を問うことが必要な場面もあるでしょう。

しかしそれだけではなく面接官には、自社のことを求職者に知ってもらえる数少ない場として面接を活用し、自社の魅力を
PRする役割もあります。前者と後者は必ずしも矛盾するものではありませんが、求職者の能力・適性を素早く見抜きつつ、
コミュニケーションの取り方を切り替える柔軟性は非常に重要となってくるでしょう。

面接官の教育のポイント

こうした面接官の役割の複雑さを踏まえ、面接官を教育する際のポイントとしては、次のようなものがあるでしょう。
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面接は求職者のために「してあげる」ものではない

採用面接は求職者が企業の採用担当に「時間をとって会ってもらっている」という側面もあります。しかし、そうした
関係の非対称さから、求職者に横柄な態度を示してしまえば、有望な人材が離れていきかねません。

採用は企業にとっても重要な課題であり、求職者一人ひとりの人生だけでなく、企業の将来もかかっているという自覚を
持つことが、まずは大前提となってくるでしょう。

面接官の仕事では一定の知識も必要となる

また、一定の知識を持つことも面接実務では大切です。例えば、ハラスメントや差別・人権侵害となるような
質問・言動にあたるものを理解し、これらを避けることは面接官の重要な仕事です。

特に最近では、こうした疑いの強いやりとりがおこなわれた実態がSNSなどで晒され、大きな反響を呼ぶことも
あります。これまで以上に一層注意が必要でしょう。

必要な知識はこれだけではありません。採用面接の担当者は必ずしも社内全体の詳しい様子を把握しているとは
限らず、現場には隠れた「自社の魅力」があるかもしれません。
自社の魅力をPRすることも面接の目的となりうるため、こうした知識もしっかり収集しておきましょう。
採用力の向上・面接官の育成は決して簡単ではありません。しかし、多様なコミュニケーションのあり方が受容される
文化を社内で形成することや、採用面接における求職者とのコミュニケーションのあり方を柔軟なものにしていくことが、
その大きな一歩となるでしょう。