新入社員研修に重きを置く株式会社sumarch様に対し、新規開拓は年に6回の新入社員研修を行っています。徹底的に教えぬくことの重要性を知っていただくことで、時には研修に関係のない業務についても受講生から相談を受けるほど、関係性の構築を重視してきました。

株式会社sumarch(スマーチ)様
- 事業内容
- お客様の住まいのトータルサポーターとして、様々な事業を展開。不動産流通事業をはじめ、中古住宅のリノベーション、注文住宅及び分譲住宅の建築、お引渡し後のメンテナンスに至るまで、住まいに関するお客様の要望に応えられるよう一貫したサポート体制を整えている。複数の事業を連携させることで「付加価値」をお客様に提供し続けている。また、WEBマーケティングによる独自の集客力を活かして、不動産業界コンサルティングも手掛ける。
- ホームページ
- https://sumarch.co.jp/
お話を伺った人
代表取締役社長 鳥居 儀彰 様
新卒・入社時が人材育成の要だと考える
研修導入への経緯をお聞かせください
新規開拓さんのことを知ったのは、新卒採用を始めるにあたり、会社としても「何か取り組まなければいけない」と思案して研修会社を探していたタイミングでした。そこで知った新規開拓さんの当時の営業担当の方の礼儀正しい姿勢に感銘を受け「ここまで高いレベルの礼儀礼節を身につけている方がいる会社はどんなものだろう」と関心を持ったのです。
会社側で人材をコントロールする場合、非常に重要だと考えているのが入社時のタイミングです。社員自身が明確な顧客思考、成長思考、自分自身を高めたいという欲求を持てる環境であることが大事だと考えています。だからこそ、私たちは新卒で採用した社員たちがきちんと早く仕事で活躍できる機会を作らなくてはいけません。
その上で、まずは新入社員の皆さんに対しては「礼儀礼節」という当たり前の部分を徹底していこうと決意しました。知識の部分では、経験年数の多い社員には負けてしまいます。しかし、人として当たり前である「礼儀礼節」というところ――例えば「挨拶」ならば、業界に5年、10年いる人に対しても、意識次第で勝てる部分です。そこで、会社の取り組みとしてこの部分をきちんと高めようと思ったのです。
礼儀礼節を学ぶにあたって最高峰の会社だと思った
新規開拓を選んだ理由は?
新規開拓さんの研修は、ビジネスマナーを含む「礼儀礼節」を学ぶにあたっては最高峰だと思っています。正しい姿勢、洗練された身なり、そしてそれらを学ぶための徹底ぶり。何より、研修を担当される講師の方の熱心な姿勢。「やっぱりこの人たちと仕事がしたいな」と思える新規開拓さんの講師陣から学ぶのが一番いいなと思いました。
新規開拓さんのすごいところは、講師の方が受講生一人ひとりに対して本気で向かい合い、なおかつ達成できていない点があれば、その部分を指摘し、できるように仕向けてくれるところです。受講生が本気になるまで諦めることなく向き合ってくれます。研修後、受講生が思わず研修とは関係のない業務に関して、講師の方に相談に行くくらいの関係性も出来上がります。ここまでの信頼関係を作れるのは新規開拓さんの講師陣が気持ちを込めて、全身全霊で向き合ってくださるからだと思うのです。気持ちに応えなきゃという受講生の思いが生まれ、受講生の行動まで変わってくるのです。講師の方は、会社側が受講生に求めており、期待していることを汲み取り、受講生一人ひとりに伝えてくださいます。
頑張っている人をきちんと評価することが離職を防ぎ、会社を伸ばす
研修を導入したことによる効果はありましたか?
「成長したい人が集まる会社、成果を出した人が報われる会社」という思いに則り会社の仕組みやルールを作っています。頑張っている人が良い成果を常にあげられる仕組みを会社組織としてきちんと整えています。
そして何より、目標を持つということが大事です。目標を持つと一人ひとりがやるべきことが明確になりますし、その目標を細かく期日を決めて達成することで、会社側もその評価をきちんと行うことができます。会社に属し、自分がやるべきことをきちんと見つけ、それを遂行したら会社や上司から評価されて給与も役職も上がると分かれば、社員自身がどんどんやる気になります。そして会社側としても、頑張っている社員たちが正しく報われるという、良い循環が出来てきます。
頑張っている社員たちが、私たちの会社でもっと頑張りたくなる理由づくりをするのが私の役目だと思っています。在籍する社員にとっては「この会社にいたい」、新卒採用では「この会社に入りたい」という理由づくりです。
なぜなら、「会社にいることで将来ワクワクすることがないな」と思ったら社員は辞めてしまうと思っているからです。中小企業は、一般的に離職者が多いと言われていますが、頑張る社員をきちんと評価し、長く在籍してもらえる会社は、規模が小さくとも伸びていくと確信しています。頑張る社員が、自分のため、会社のため、そしてお客さまのために頑張りたくなる会社にしたいと強く思います。「この会社にいることでもっと自分に良いことが出来るのではないか」、ということを社員たちが感じられる仕組みにしたいと考えています。
この数年は業績が伸びていることもあり、外部から見ても当社の社員たちは充実して働いていると見えるようです。その結果、中途採用でも新卒採用でも良い人が入社してくれるようになりました。このプラスの連鎖を止めないためにも、会社として常に社員たちが上を向き、下を向くことがないようにしなければいけません。社員自身が常に高い目標に目線を持ってくるようにする仕組みが重要です。そのための評価制度の徹底した運用と、その下支えとなる礼儀の研修がポイントだと考えています。
現場から新規開拓さんの研修はまだできないのか?と声が上がった
研修を導入したことによる変化はありましたか?
新規開拓さんには、新入社員研修を入社年に6回お願いしています。その研修期間の中で、初めに新入社員の返事が、次に行動の“キビキビ感”が変わってきます。特に細かい部分だと歩き方が変わるのが特徴的です。新規開拓さんの研修では、自社内の研修でも「何とかなるでしょ」と思いがちな、社会人、あるいは人として当たり前のことから教えてもらっているのですが、当たり前のことをここまでのレベルで徹底的に教え込んでくださる会社は中々ありません。礼儀礼節や当たり前のことを徹底的にやることによって、外部から見たときに「この人たちと働きたい」という気持ちが自然と湧いてくると確信しています。実際、お客さまからご成約いただけることも明らかに増えましたし、採用活動という部分でも各人材エージェントさんから「面談後の御社への意向度がすごく高まっています。本当に良い社員さんが多いですね」とお褒めいただく機会が増えました。
今では新規開拓さんの研修は、会社にとってなくてはならないものとなっています。新型感染症拡大が著しく、研修開始をストップした際には、現場のマネージャーから「早く新規開拓さんの研修をしてもらえないだろうか」と声があがったほどでした。やはり、入社時のタイミングで、新規開拓さん研修を行わないと学生から社会人へのマインドと行動や姿勢の切り替えが不十分な状態になってしまうなと感じました。
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一部を弊社にて選別・編集しておりますが、内容の正確性には十分配慮をしております。