オンライン新人フォロー研修 集中力を保つには?

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今年2020年入社の新入社員の皆さまの育成計画は予定通りでしょうか?ずっと在宅勤務のまま、秋を迎えたというお声もチラホラと伺います。そこで、フォローの研修をしたいのだけれど、やはり集合型は控えたいという板挟みかとお察しいたします。

そこで、今回より数回、オンライン(ZOOM)による、新人フォロー研修を実施するにあたっての、留意点をまとめました。

留意点

1.何時間の研修にしたらよいのか?

オンライン(ZOOM)研修を開催するにあたって、何時間にするかという点で迷われる場合も多いかと思います。

集合型研修と違って、オンラインの場合、特にPCやタブレット1台が各受講生に配布されている場合は、終始画面を見ながらの受講です。そのため、受講生の疲労を鑑みて、3時間~4時間の研修の組み立てをご希望される企業様が多いです。一方で、昼食休憩を60分間はさむ場合は、研修時間6時間ということも十分に可能です。その際の注意点としては、あらかじめスケジュールを開示し、60分または90分に一回は短時間の休憩を取るよう配慮が必要です。大学の講義の時間をイメージすると良いかもしれません。

2.受講生が集中していられるのは?

受講生が集中していられるのは、20分が1つの目安です。なぜならば、エビングハウスの忘却曲線にもあるとおり、20分経過すると、それまで覚えたことのうち42%を忘れると言われており、短期記憶を保持するのが難しくなります。よって、20分でひとくくりとし、その中に復習の時間や、アウトプットの時間までをも組み込むことが重要です。あの手この手で忘却しないよう、工夫していきましょう。
そして、元NHKアナウンサーの堀尾さんによりますと、ニュースは70秒程度しか視聴者は聞いていられないとの情報もあります。そこから推察するに、オンライン研修においても長々と3分5分とは説明せず、受講生の反応をこまめに求めるくらいに短く話したほうが良いのではないでしょうか。

3.受講生に適度な緊張感を持たせるには?

受講生の心情として、もちろん断定はしませんが、もしかすると「画面越しだと、講師がよくは見ていないのではないか」「多少気を抜いても大丈夫ではないか」といった気のゆるみは、オンラインの特性上否定できないのではないでしょうか。そのため、例えば、指名するという方法を取るということも選択肢の一つには入れておくと良いでしょう。ただし、その場合、「本日のオンライン研修では、突然発言者を指名することがある」と予告しておくことがポイントです。さらに、指名はなくとも、参加者に発言を求める場面を繰り返し用意することによって、「今日のオンライン研修は発言を求められるスタイルなのだ」という理解のもと進めるのも研修に適度な緊張感を持たせるには有効でしょう。

4.受講生のやる気を引き出すには?

オンライン研修であっても、集合型研修であっても、やる気を引き出すには、共通項があります。それは、受講生の変化や行動を言語化して伝えるということです。「褒める」という行動を取りましょう。「褒める」は、おだてるとは異なります。もちろん、求めるレベルまで未達であれば、改善を求めるフィードバックをしていくことも重要です。その上で改善行動が見られたのであれば、その行動を褒めましょう。特に、オンライン研修での画面越しであれば、適切なタイミングと最適な言葉を用いましょう。

様々な講師の皆さんと仕事をしていく中で、意外とこの褒めるということが苦手とおっしゃる方が多いように感じられます。受講生の集中力を維持するため、そしてやる気を引き出すためには、ちょっとした承認行為が有効な場面もあります。その第一歩が、行動に対する褒めです。なお、褒める時に使う言葉は、事前にパターンを何通りか、何十通りか言葉にしておくと、スムーズに言えるようになります。褒める瞬間というのは、突然やってきます。そして、オンライン研修では、集合型研修と異なり、ノンバーバルメッセージを伝えにくいため、バーバルコミュニケーションが主体となるのはご承知の通りです。そこで、褒める時には、是非とも最適な言葉をかけていくことが不可欠なのです。

以上、4つの留意点をお伝えしました。是非とも、ご活用いただければ幸いです。