そもそも、どうして消極的な、受け身になるのでしょうか?
・研修内容に興味が持てない
・研修内容について、受講生が、自分の役に立つものだと考えていない
・受講生の現状のニーズやレベルにあっていない
・研修以上に、気にかかる業務がある、または業務に忙殺されており、研修のことを考える余裕が持てない
・研修を一生懸命に受講しても、評価に直結しない
・研修を仮にさぼっても、ペナルティがない
・受講する側が近視眼的思考や発想しかできていない
・事前に、人事担当者や上司が、受講生に研修の動機づけをしていない
など、様々な現状が推測できます。
解決するのが難しいものもあるかもしれませんが、是非とも、研修の効果を受講生が最大限に享受するためにも、事前に研修の必要性や狙いなどは、伝えてから参加する仕組みを用意するのが望ましいです。
また受講後もフォロー体制があるということを伝えておくことで、受けっぱなしではダメなのだという理解ができます。そうすることで、管理する、とはいかずとも、継続する仕掛けが可能となります。
そして、研修を実施するにあたっては、2:6:2の法則が当てはまる合があります。
2割が積極的に参加し、6割が可もなく不可もなくの態度で参加し、残りの2割が消極的な参加に見える、というものです。しかしながら、研修というのは、集団心理が働くせいか、8割の受講態度がプラスであれば、残りの2割の方もそちらに引っ張られます。また、万が一全員に効果が出ないとしても、研修をするからこそ、8割にはプラスの影響が起きます。これは、研修をしなければゼロ、なわけです。