オンライン研修 双方向の進め方

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そもそもなぜ双方向をオンライン研修で重視するのか、というそもそもの部分からお伝えします。
それは、文部科学省が教育現場で推進している、アクティブラーニングという考え方を取り入れているからです。このアクティブラーニングは、学修者が積極的な授業への参加を促す授業や学習法の総称です。従来の学習スタイルは、一方向性による知識伝達型の学習スタイル、つまり、受動的な授業・学習であり、それと真逆のものと理解すると分かりやすいでしょう。アクティブラーニングにおいては、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等が有効とされています。
社会人向けの学習であっても、学習効果を最大限にすべく、講師の話を聞くだけではなく、グループ・ディスカッションなどを取り入れながら、参加者が積極的、能動的に研修に参加させる仕組みを作ることが求められます。

だからこそ、研修をデザインする時には、オンライン研修か集合型研修かを問わず、双方向の学習スタイルをベースに考えなくてはなりません。

それでは、オンライン研修においてはどうすればよいのか、について考えてみましょう。

双方向の進め方

1.受講生同士のグループ・ディスカッションをする時間を用意する

あらかじめ、この項目には、グループ・ディスカッションを入れる、グループ・ワークを入れる等決めておきましょう。そして、行うのみならず、その結果は発表する時間を用意します。その場合に、特に時間配分や内容が妥当でない場合、受講生の集中力が薄れ、脱線しやすいことは念頭に置きましょう。

2.チャット機能を使い、受講生の意見を拾う

毎回ブレークアウトルームに移動、というのもパターン化されると単調に感じられます。また、講師がいない状況は気が抜けてしまうということおも起きやすいです。そのため、例えば、PCやタブレットの操作に慣れている受講生が多いのであれば、チャットに意見を書いてもらう、所感を求めていきましょう。その時のポイントは、記入時間を区切ることです。例えば、90以内に入力してください等の指示を出しましょう。そして、記入の都度読み上げながら、進行をしていきます。空白の時間を作らないようにしましょう。

3.講師が一方的に話さない、と決める

説明1つであっても、どの部分で質問や意見を求めるか、を決めておく必要があります。一説には、聞きたい話であっても4分程度じっと聞いているのは苦痛というという考え方もあります。そのため、4分に一度は、質問をしながら進行するという具合に進め方をあらかじめ準備しておきましょう。その際には、研修の冒頭に、研修中講師が質問をすることがある、ランダムに指名することもある、といったことを伝えておきましょう。なんの前触れもない状態で指名されるのは、緊張感を保つ以上に、緊張が過ぎてしまい学習効果を得られないとう恐れも出てきます。

4.意見に対しては、否定的な発言をせず、まずは受け入れようとルールを作る

意外と盲点なのが、こういったルールの設定です。人は、自分と異なるものを排除しやすく、これは参加者も講師も同じです。ついつい、「わかっていないなぁ」「なんでそんなことを今聞くのかなぁ」「話が長い人だなぁ」等と否定したり、評論しがちです。それでは、アクティブラーニングの意味がありません。自分と異なる意見だからこそ、新たな発見があるのです。よって、最初の一歩としては、このようなルールを設けるのも良いでしょう。

5.ZOOMの投票機能を活用する

投票機能も、双方向のオンライン研修には有効です。短時間で、多くの受講者の声を拾い集計することができます。また、ブレークアウトルームでもない、チャットでもない、新たな刺激として、参加者や受講生が楽しめる仕組みです。結果を全員が視覚で共有できるのも分かりやすいです。また、投票をするからこそ、意見を言いやすい雰囲気づくりを行うことも可能です。

以上、オンライン研修での双方向の進め方のポイントを5つ、考察して参りました。
是非ともオンライン研修やセミナーの場において取り入れてみてください。