
本記事は、「2026年新入社員との上手な関わり方」について紹介しています。
「2026年新入社員の特徴・傾向」について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
1.すぐに実践できる、2026年新入社員への関わり方
多くの企業が直面している2026年新入社員の特徴として、大きく以下の3つが挙げられます。
- 声が小さくて表情が固く、おとなしい
- 指示がなければ動かない、自分から質問しない
- 失敗を恐れて挑戦しない
上記のような新入社員のやる気を引き出し主体的な行動を促すには、従来の感覚的な指導では不十分です。
重要なのは、具体的な行動の基準や型を示すことです。
本章では、新入社員の特徴ごとに、声をかけるときのNGワード(従来の言い方)とOKワード(言い換え)をセットで解説していきます。
この内容を押さえておくことで、新入社員とのコミュニケーションを円滑に進めるための土台となります。
| 特徴 | NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|---|
| 声が小さくて表情が固く、おとなしい | ×もっと笑顔で! | ○笑顔は、上の歯を10本見せて、口角を上げることだよ |
| ×もっと元気よく挨拶して! | ○挨拶は「聞こえたかどうか」が基準。目を見てハキハキ言おう | |
| 指示がなければ動かない、自分から質問しない | ×もっと主体的に! | ○「どうすればいいですか?」ではなく「こうしてもいいですか?」と聞くように変えてみよう |
| ×もっと積極的に質問して! | ○疑問は3つメモしてから聞きにきて。そのうち1つは自分なりの答えも用意してきてね | |
| 失敗を恐れて挑戦しない | ×「失敗していいからやってみて!」 | ○ここまではやり直しOK。まずこの範囲でやってみて |
| ×「つべこべ言わずにやって!仕事なんだから」 | ○このデータを集めると、あなたの提案資料の説得力が2倍になるから、ぜひやってみて |
※新規開拓『言い換え図鑑』より
以下、詳しく解説します。
1-1.声が小さくて表情が固く、おとなしい新入社員への関わり方
「声が小さい・表情が固い・おとなしい」新入社員に対する、「笑顔」と「挨拶・声の大きさ」の指導方法について解説します。
「もっと元気に」「笑顔で」と伝えても変わらない原因は、「元気」「笑顔」の基準が曖昧で、人によって違うことにあります。
基準を明確にし、数値などを具体的に伝えることで行動に変化を促せます。
①笑顔
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×もっと笑顔で! | ○笑顔は、上の歯を10本見せて、口角を上げることだよ |
- 感情ではなく「形」で伝える。「10本」など数値化が重要
「笑顔」は主観的なため、新入社員は「できているつもり」になりがちです。
動作を具体化することで、だれでも確認・修正できるようになります。
②挨拶・声の大きさ
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×もっと元気よく挨拶して! | ○挨拶は「聞こえたかどうか」が基準。目を見てハキハキ言おう |
- 合否基準は「聞こえたかどうか」
- 最初はロールプレイで練習する
「元気よく」だと基準が曖昧です。
挨拶の目的を「相手に届くこと」に変えることで、行動が明確になります。
1-2.指示がなければ動かない、自分から質問しない新入社員への関わり方
「指示がなければ動かない、自ら質問しない」新入社員に対する、「主体性」と「質問の仕方」の指導方法について解説します。
「もっと主体的に」と言っても変わらないのは、動き方の「型」が分からないのと、失敗への不安があるためです。
基準と「型」を明確にすることが、主体性を促すための一歩です。
①主体性
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×もっと主体的に! | ○「どうすればいいですか?」ではなく「こうしてもいいですか?」と聞くように変えてみよう |
- 「自分の案+確認」という型をつくる
「主体的に」だけだと抽象的すぎて動けません。
行動の「型」を伝えることで、考えて動くことの第一歩につながります。
②質問の仕方
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×もっと積極的に質問して! | ○疑問は3つメモしてから聞きにきて。そのうち1つは自分なりの答えも用意してきてね |
- 「3つ」など数値で基準を明確にする
- 上司が「いつでも質問歓迎」の姿勢を示す
規準がないと、質問のタイミングも方法も分かりません。
「型」を決めることで、質問しやすくなります。
1-3.失敗を恐れて挑戦しない新入社員への関わり方
「失敗を恐れて挑戦しない」新入社員に対する、「挑戦意欲」と「やる気・動機づけ」の指導方法について解説します。
「失敗していいよ」と伝えるだけでは不十分で、どこまで試してよいのかという基準・範囲を示し、さらに意味づけをすることで、安心して一歩踏み出せる状態をつくることが重要です。
①挑戦意欲
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×「失敗していいからやってみて!」 | ○ここまではやり直しOK。まずこの範囲でやってみて |
- 「どこまでならOKか」という範囲を明確にする
どこまで挑戦してよいのか分からないと、新入社員は不安で動けません。
「ここまではやり直しOK」という範囲を示すことで、安心して一歩踏み出せるようになります。
②やる気・動機づけ
| NGワード (従来の言い方) |
OKワード (言い換え) |
|---|---|
| ×「つべこべ言わずにやって!仕事なんだから」 | ○このデータを集めると、あなたの提案資料の説得力が2倍になるから、ぜひやってみて |
- 「会社のため」ではなく「自分のメリットのため」と伝える
- 目的を一言添えるだけでも行動が変わる
なぜやるのか、自分にどんなメリットがあるのか分からないと、新入社員は納得できず行動できません。
自分にとっての「意味」を具体的に伝えることで、やる気をもって取り組めるようになります。
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