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新入社員向け「営業スキルアップ研修」を上手くやるコツ|内容例や目的の設定まで解説

2025.08.29

本記事は、新入社員研修を企画・準備する方に向けて、新入社員向けの「営業スキルアップ研修」を上手くやるコツについて網羅的に解説しています。

新入社員向けの営業スキルアップ研修を上手くやるコツは、以下のとおりです。

<図:新入社員向け営業スキルアップ研修を上手くやるコツ 一覧>
図:新入社員向け営業スキルアップ研修を上手くやるコツ 一覧

以降、新入社員向け営業スキルアップ研修について詳しく説明していきます。

1.「新入社員向け営業スキルアップ研修」とは

<図:「新入社員向け営業スキルアップ研修」とは?>
図:「新入社員向け営業スキルアップ研修」とは?

新入社員に「対面でのコミュニケーションに慣れる」研修が必要な理由

現在の新入社員は「Z世代」と呼ばれる世代です。
「Z世代」はSNSやチャット等、非対面のコミュニケーションが中心であり、対面のやり取りに苦手意識を持っていることが多いです。

<図:最近の新入社員の傾向>
図:最近の新入社員の傾向

そのため、営業スキルアップ研修で、実践練習を繰り返し、対面でのコミュニケーションに慣れることが大切です。

特に「Z世代」の新入社員は、「正解主義」で「マニュアル志向」の傾向があります。
「正解のある問い」に慣れており、失敗を恐れがち。

そのため、「失敗を恐れずにコミュニケーションを取りに行く」レベルまでとことん体に慣れさせる必要があります。

2.「新入社員向け営業スキルアップ研修」の目的・重点ポイントはどこに設定するべきか?

一般的に、新入社員研修向け営業スキルアップ研修の目的・重点ポイントとしては、以下があげられます。

<図:新入社員研修における営業スキルアップ研修の目的・重点ポイント>
図:新入社員研修における営業スキルアップ研修の目的・重点ポイント

新入社員向け営業スキルアップ研修の最も大きな目的は、「対面でのコミュニケーションに慣れること」です。

そのために最も重要なのは体が自然と慣れるまで「実践を繰り返すこと」です。
繰り返す事を通じて「伝え方の型」が身に付き、さらにその先に「臨機応変に自分の言葉で対応できる」様に成長した姿が見えてきます。

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3.「新入社員向け営業スキルアップ研修」のカリキュラム・内容例 一覧

新入社員向けの営業スキルアップ研修のカリキュラム・内容例は、以下のとおりです。

【営業スキルアップ研修のカリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
キックオフ
  • 研修をする上での目的の共有
  • 失敗から学ぶマインドについての講話
第一印象アップ術
  • 心理学に基づく初対面の印象形成のメカニズムについての講話
  • 身だしなみ、言葉使い、表情の重要性についての講話
  • 第一声と最初の30秒で信頼を得るためのロールプレイング
心を掴む名刺交換
  • 名刺交換の基本的なマナーについての講話
  • 相手にインパクトを与える差し出し方についての講話
  • 名刺から話題を広げる方法についての講話
  • 名刺交換のロールプレイングし、互いにフィードバック
信頼を勝ち取る礼儀
  • お客様が営業担当者に求める「信頼」についての講話
  • 営業活動における基本的な礼儀(お辞儀、言葉遣い、時間厳守など)についての講話
  • 受講者同士のお辞儀チェック
お客様の真理に合わせた接客営業
  • 顧客心理を理解するための講話
  • 接客営業のステップと各段階でのポイント、アプローチ方法についての講話
  • 顧客真理に合わせた提案のロールプレイング
お客様に+αの価値を提供する
  • +αを提供する方法についての講話
  • お客様が求める価値についての講話
  • 他者との違いを意識した提案方法のロールプレイング
お客様の反論への対応
  • 反論の種類とその根源についての講話
  • 反論処理のステップについての講話
  • YESを引き出す「クロージングのコツ」
  • 典型的な反論シナリオに対応するロールプレイング

新入社員向け営業スキルアップ研修では、「第一印象」「礼儀・マナー」のような基礎的な内容から始めましょう。

その上で、実践的な内容・戦略的な思考を学び、現場で活かせる力を育てます。

Z世代であれば、特に入れておきたい研修内容は?

Z世代は学校教育で失敗経験が少ない世代なので、失敗を繰り返すと自信を失って気持ちが折れてしまいやすいです。

そのため、

失敗を学びに変えるマインドセット方法についての講話

を取り入れると良いでしょう。
「失敗」≠「悪いこと」という概念を取払い、失敗が成長に繋がる、という前向きな考えが、営業パーソンには不可欠です。

4.「新入社員向け営業スキルアップ研修」を上手くやるコツ

新入社員向け営業スキルアップ研修を上手くやるコツとして、以下を押さえておくと良いでしょう。

<図:新入社員向け営業スキルアップ研修を上手くやるコツ>
図:新入社員向け営業スキルアップ研修を上手くやるコツ

以下より、詳しく説明します。

コツ①実際の現場で活かすために「実践型」の研修にする

特にZ世代の新入社員は、「理論だけでは実践が難しい」と感じることが多いようです。
そのため、研修の中でロールプレイングを豊富に取り入れ、フィートバックと練習を重ねましょう。

営業の実践的な体験をすることで、実際の現場でも学びを活かすことができます。

コツ②失敗を学びに変える文化を作る

Z世代の新入社員は失敗に対する恐怖心を抱きがち。
営業では、お客様から反論されたり拒否されたりする場面が多く、失敗を学びとして受け入れるマインドセットが不可欠です。

そのためには、「失敗は悪いことではない、成長につながること」であると、前向きなメッセージを伝え続ける必要があります。
ロールプレイングにおいても、「失敗してもOK」という安心感を与えましょう。

コツ③質問しやすい環境を整える

お客様から信頼される営業パーソンになるためには、「質問力」が不可欠です。
「質問力」を鍛えるためには、普段から質問することに慣れておかなければなりません。

Z世代は、SNSやチャットでのコミュニケーションが中心で、対面でのコミュニケーションに不慣れであるため、研修中は質問しやすい環境を整えることが大切です。
具体的には、研修の合間に質問する時間を設けたり、オープンディスカッションを設けたりすることで、質問しやすい環境を整えましょう。

コツ④「厳しさ」は外注する

お客様から信頼される営業パーソンになるためには、時には厳しい指導が必要です。
Z世代の新入社員は注意されるという経験に慣れていないため、社内の人から注意されると、怖がってしまう傾向がみられます。

厳しい指導は外部に任せ、社内の先輩は「味方(心理的安全の確保ができる)」という認知を持たせることが大切です。

新規開拓の「新入社員研修」では、世代の傾向に合わせた方法でやる気を引き出し、現場で使える実践訓練で丁寧な指導をします。
業種や目的に合わせて、研修内容はカスタマイズ可能です。
まずは、ご相談ください。

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