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「退職をふせぐ?!」面白い新入社員研修事例 10選|アイスブレイクのネタや離職が少ない企業の事例を紹介

2025.05.27

本記事は、新入社員研修を企画・準備する方に向けて、「退職・離職をふせぐ」効果が期待できる「面白い新入社員研修」の事例を紹介しています。

1.新入社員にとって「面白い新入社員研修」が必要な理由

<図:近年の新入社員の特徴>

一般的に今までの新入社員研修は、「座学」や、「失敗によって学びを得る指導」が中心でした。
しかし近年の新入社員、特にZ世代はインターネットやSNSが当たり前に存在する中で育った世代です。

そのため、単に講義を聞くだけのスタイルでは

  • 受動的に情報を浴びて育ってきたため、考えずにただ情報のシャワーと化してしまう
  • 対面でのコミュニケーションに慣れておらず、質問することが怖い
  • 分からなくても、そのまま放置してしまう

などの問題が起きやすく、モチベーションや学びの定着率が極端に低くなりがちです。

今まで通りの方法(座学や、失敗によって学びを得る指導)は通用しなくなっています。

そこで今、特に注目されているのが、「面白い」「体験型」といったキーワードです。

2.「面白い新入社員研修」とは

具体的に、新入社員にとって面白いと感じられる研修は

  • 「面白い」「楽しい」と感じる体験(小さな成功体験)がある
  • ゲーム感覚で楽しみながら「考える」癖をつけられる
  • 実際の仕事で活きると感じられる「実践型」

などの、体験・要素を織り交ぜることが大切です。

これらを織り交ぜた面白い新入社員研修ができれば

  • 退職・離職の防止
  • 現場で活きるスキルの習得
  • 自主性の向上
  • 不正・不祥事の抑制(企業理念の理解による)

などの効果が期待できます。

特に近年の新入社員は、勤務環境等がいくら整っていても「研修や仕事内容」によって、離職を決断するタイミングが早くなっています。

「面白い新入社員研修」を取り入れる事で、まずは「続けたい」「ここで頑張りたい」と感じさせることは不可欠です。
効果的な研修を設計して、早期に職場に適応できるような基盤を整えましょう。

3.新入社員研修のアイスブレイクにおすすめの面白いネタ集 5選

以下、新入社員研修のアイスブレイクにおすすめの「面白いネタ」を5つご紹介します。

新入社員が興味を持って参加しやすいゲーム形式を採用しつつ、かつ業務にも自然な形で役立つような内容を厳選しています。

<アイスブレイクに使える面白いネタ 5選>
  1. ①「言葉だけで伝えてみよう」ゲーム
  2. ②「これ、どう受け取る?」ゲーム
  3. ③「自分の第一印象、当ててみよう」ゲーム
  4. ④「正解のない選択」ゲーム
  5. ⑤「ちょいズレ探し」ゲーム

このアイスブレイクの目的は、新入社員が感じやすい緊張や「失敗してはいけない」という気持ちをやわらげ、安心して話せる雰囲気をつくることにあります。

早い段階で場に打ち解けられることで、不安や孤立感を抱えにくくなります。こうした小さな安心感の積み重ねが、職場になじめず辞めてしまうリスクを下げる効果につながります。

以下、それぞれの内容を解説します。

① 「言葉だけで伝えてみよう」ゲーム

内容

お題のイラストや写真を見た1人が、言葉だけで内容を説明します。
グループの他の人はイラストなどを見ずに、その説明を聞いて絵を描いたり、内容を想像したりして共有していきます。
全員で共有できたらクリア、できなかったら「どこでズレたのか」を最後に確認します。

おすすめの理由

「ちゃんと説明したつもり」でも、意外と伝わっていないことを自然に体感できます。
ゲーム中に笑いが起きやすく、かつ説明の順番や言葉選びの大切さを押しつけ感なく学べるため、新入社員にも馴染みやすい内容です。

② 「これ、どう受け取る?」ゲーム

内容

「後でやっておいて」「なるべく早く」など、日常でも使いがちな言葉を提示し、「どう受け取る?」を選択式で答えます。
正解は決めず、「感じ方の違い」を共有します。

おすすめの理由

指示や言葉は人によって受け取り方が違うことを、軽いクイズ形式で実感できます。
注意される前に「確認する」「聞き返す」意識が自然と芽生え、受け身から抜け出すきっかけになります。

③ 「自分の第一印象、当ててみよう」ゲーム

内容

グループで「最初に会ったときの印象」をそれぞれ書き出し、本人に共有します。良い点だけを伝えるルールにして、答え合わせします。

おすすめの理由

「自分がどう見えているか」を安心した雰囲気で知ることができます。
表情や声の出し方を意識するきっかけにもなり、対面コミュニケーションへの苦手意識を下げる効果があります。

④ 「正解のない選択」ゲーム

内容

「どっちを先にやる?」「AとB、今選ぶなら?」といった日常レベルの選択肢を提示し、理由をグループで共有します。
仕事っぽくしすぎないお題がポイントです。

おすすめの理由

正解がない場で考えを言葉にする練習になります。
「間違えたらどうしよう」という不安が減り、自分の考えを出してもいい、という空気づくりにつながります。

⑤ 「ちょいズレ探し」ゲーム

内容

短い会話文や説明文を配り、「ちょっと分かりにくい」「違和感があるところ」を探します。
1人でもグループでもOKです。

おすすめの理由

細かいミス探しではなく、「相手目線」を意識する練習になります。
責められる要素がなく、楽しみながら気づきを得られるため、新入社員でも参加しやすい内容です。

4.面白い新入社員研修の事例(ネタ)集 5選

ここでは、従業員1,000人以上で「離職者が少ない大企業」として、知られている企業を5社選び、各社で採用されているユニークで面白い新入社員研修事例をまとめました。

「縫製研修&ブランドPRプレゼン」 (株式会社ゴールドウイン)

<イメージ図:縫製研修&ブランドPRプレゼン>
<どんな研修?>
  • 縫製研修(服作り)
  • ブランドのPRプレゼンテーション
<具体的な内容>
  • 実際に自分たちで服を作る工程を体験しながら、服が完成するまでのプロセスや技術を実践的に学ぶ
  • 自分たちが作ったブランドをどう魅力的に伝えるかを考えるPRプレゼンテーションの実施
<想定される効果>
  • モノづくりの知識習得
  • 実務に直結する発信力
  • 課題解決力

株式会社ゴールドウインは、スポーツウェアやアウトドア用品の販売を行っているアパレルメーカーです。
座学だけでは理解しづらい「モノづくりの奥深さ」を、体感を通じて深く理解できる仕組みです。

得た知識や体験をもとに

  • どのようにブランドの「良さ」を分かりやすく伝えるか
  • どうすればより多くの人に受け入れてもらえるか

を試行錯誤しながらプレゼンすることで、実践的な発信力も養います。

単なる作業で終わらず、知識の定着と実践力の向上を両立したユニークな取り組みです。

「MANZAI研修」 (バンダイナムコエンターテインメント)

<イメージ図:MANZAI研修>
<どんな研修?>
  • 即席のペアでオリジナルの漫才を行う
<具体的な内容>
    プロのお笑い芸人を講師に招き、新入社員がくじ引きの即席ペアでオリジナル漫才を披露する
<想定される効果>
  • 自社理解(マインドやバリューに関する)
  • コミュニケーション能力の向上
  • 積極性の向上(度胸を身につける)
  • 課題解決力

ネットワークコンテンツ、家庭用ゲーム会社で知られるバンダイナムコエンターテインメントは、ゲーム感覚で楽しめる新入社員研修を多数採用しています。
MANZAI研修は「殻を破って、今の自分を超える勇気」を養う目的で採用されました。

お笑いという楽しいアクティビティでコミュニケーション力や度胸を培う点がユニークで、研修後には「同期の意外な一面を知り仲良くなれた」といった感想も出ています。

この他にも、バンジージャンプ研修などゲーム会社らしい遊び心あるプログラムを実施しています。

「農業研修」 (伊藤忠商事株式会社)

<イメージ図:農業研修>
<どんな研修?>
  • 現地で、農業支援のボランティア活動を行う
<具体的な内容>
  • 農作業
  • 地域の特産品を使ったグルメ商品開発を行い、商品開発の過程を経験する
<想定される効果>
  • コミュニケーション能力の向上
  • 課題解決力

伊藤忠商事株式会社は、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料など幅広く取り扱う総合商社です。

オフィスから離れて実際に普段は経験しない「農作業」を行い、生産過程を体感するという点がユニークな研修です。
グルメ品の開発は、試食を作って地域の方々の審査で最優秀作品を決定!
その後、模擬店等での提供を重ね「大槌町のグルメ商品」となるよう育て上げます。

「竹とんぼ作り」 (TDK株式会社)

<イメージ図:竹とんぼ作り研修>
<どんな研修?>
  • 3人1組で「売れて儲かる日本一の竹とんぼ作り」を行う
<具体的な内容>
  • 定められた品質基準(滞空時間3.5秒)を満たし、お客様が欲しいと思うような竹とんぼを作る
  • 企画した商品内容を基に必要書類を実践的に作成。
    作成した資料を使って社内審査をする等、TDKのもの作りの製造過程を体感できるようになっている
  • 最終的に、竹とんぼを実際に飛ばす「竹とんぼショー」と「販売会」が開催
<想定される効果>
  • スケジュール管理能力の向上
  • TDKの実践の作業工程のノウハウ習得
  • 課題解決力
  • 考える力の習得

TDK株式会社は、総合電子部品メーカーです。
企画立案・試作・製造からプレゼン・マーケティング(擬似資金による投票)まで、製品開発の一連の流れを体験するのが目的の研修です。

コンテスト形式で、実践的なスキルを楽しみながら学べる点がユニークで、自ら考えて行動できる自律型人材の育成をかなえています。

「森林整備体験研修」 (サントリー)

<イメージ図:森林整備体験研修>
<どんな研修?>
  • 森林で、木や土壌の環境整備を行う
<具体的な内容>
  • 商品に使用している「水」の水源となる森林を守るために、木の伐採などの整備活動を行う
<想定される効果>
  • 企業理念の理解
  • コミュニケーション能力の向上

サントリーは、清涼飲料、ビールなど、幅広い酒類・食品事業を手掛ける大手総合飲料メーカーです。
実際に現地に出向き、手を動かしながら「水」と「森林」の大切さを実感し、商品が作られるまでの過程を学ぶことがができます。

座学では、味わえない実感を通してスキル面以外に

  • その後、習得した知識を「自分事」として捉える
  • 理念浸透による、不祥事の抑制

をするためのユニークな取り組みです。

【番外編】「Future Compass研修」 (アズビル株式会社)

<イメージ図:Future Compass研修>

アズビルは離職者が少ない企業として知られていますが、新入社員に限らず若手の社員向けに、以下のようなユニークな研修を行っています。

<どんな研修?>
  • 自社の目指す未来を自由に描いていく研修
<具体的な内容>
  • 10~100年先のアズビルの目指すべき自社の未来像を描く研修で、正解のない未来課題についてチームで議論する
<想定される効果>
  • 創造力
  • 課題発見力
  • 課題解決力
  • 自社知識の習得

アズビル株式会社は、空調制御など総合オートメーションを開発している会社です。

正解がないテーマで自由に発想させて、ゲームのようにアイデアを出し合い、従来の常識にとらわれない「考えるクセ」を育てます

4.面白い新入社員研修を実施するコツ

面白い新入社員研修を実施するコツとして、以下が挙げられます。

<図:面白い新入社員研修を実施するコツ>
<面白い新入社員研修を実施するコツ>
  • 新入社員研修の目的を共有しておく
  • ステップは小さく!成功体験を積ませる
  • 厳しさは「外注化」!上司や先輩への安心感を確保

興味を持ってもらうためにゲーム感覚の「面白い研修」にしようとしすぎるとむしろ緊張感が薄れ、甘くなってしまうことも。
どんなことを身につけてほしいのかという目的を、新入社員達にしっかり共有することで、理解してもらうことが大切です。

また近年、外部業者に委託するなど、「厳しさの外注化」によって社内の信頼関係を守る工夫が注目されています。

新規開拓の「新入社員研修」では、世代の傾向に合わせた方法でやる気を引き出し、現場で使える実践訓練で丁寧な指導をします。

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