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新入社員向け「フォローアップ研修」を上手くやるコツ|内容例や目的の設定まで解説

2025.08.29

本記事は、新入社員研修を企画・準備する方に向けて、新入社員向けの「フォローアップ研修」を上手くやるコツについて網羅的に解説しています。

新入社員向けフォローアップ研修をうまくやるコツは、以下のとおりです。

<図:新入社員向けフォローアップ研修をうまくやるコツ 一覧>
図:新入社員向けフォローアップ研修をうまくやるコツ 一覧

以降、新入社員向けフォローアップ研修について詳しく説明していきます。

1.「新入社員向けフォローアップ研修」とは?

<図:新入社員フォローアップ研修とは?>
図:新入社員フォローアップ研修とは?

新入社員に「フォローアップ研修」が必要な理由

特に「令和のZ世代」新卒は、デジタルネイティブとして生まれ育っており、SNSやインターネットを通じた不特定多数間のコミュニケーションに慣れ親しんでいる世代です。

ゆえに、一対一体のコミュニケーションで本音をいう事に不慣れです。

<図:最近の新入社員の傾向>
図:最近の新入社員の傾向

自ら先輩や上司に質問や相談ができず、疑問を抱えたまま、放置してしまったり、相談できないまま早期離職を選んでしまったりすることも。

そのため研修後はフォローアップ研修によって、数か月に1度落ち着いて、「初回の新入社員研修時に学んだ知識の再確認」と、「課題・疑問の相談」ができる機会をつくりましょう。

新入社員が配属後も「折れずに続けられる」「成長が促せる」環境をつくることが大切です。

2.「新入社員向けフォローアップ研修」の目的・重点ポイントはどこに設定するべきか?

一般的に、新入社員研修向けフォローアップ研修の目的・重点ポイントは、主に以下が挙げられます。

<図:新入社員研修向けフォローアップ研修の目的・重点ポイント>
図:新入社員研修向けフォローアップ研修の目的・重点ポイント

新入社員向けフォローアップ研修」の基本的な目的は、新入社員が入社後に現場で経験した「実務」や「組織生活」を振り返り、学びを現場で活きるレベルまで定着させることにあります。

しかし現在は、単なる知識の確認だけでなく、モチベーションアップやメンタル面のサポート、離職防止といった観点からの役割がより重要であるかもしれません。

特に、相談や質問を苦手とする傾向のあるZ世代に対して、そうした特性を放置せず、研修を通じて課題や不安を整理し、対話によって解決に導いていきましょう。

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3.「新入社員向けフォローアップ研修」のカリキュラム・内容例 一覧

新入社員向けフォローアップ研修のカリキュラム・内容例は、以下です。

【新入社員向けフォローアップ研修のカリキュラム・内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
現状の振り返り
  • 研修の目的共有
  • 業務で求められている姿の確認
  • 課題の明確化
②目標の再設定
  • 目指す姿の明確化
  • 目標を再定義
③立ち居振る舞い、マナーの再確認
  • 相手の立場や状況を理解し、適切な言葉遣いや態度が出来るか再確認と実践
④コミュニケーションスキルの振り返り
  • 電話応対の再確認と実践
⑤ビジネスマナーの復習と応用の習得
  • 名刺交換などの基本マナーの復習と応用
  • 報連相のロールプレイ
⑥今後のアクションプラン作成
  • 本研修での学びの整理
  • 次の行動の具体的な洗い出し

これらの研修内容によって、「知っている」から「できる」までしっかりと昇華でき、現場で活躍ができる≒即戦力化が実現できます。

特に、現状の振り返りや、目標の再設定、アクションプランを考えることで、新入社員の

  • できることを少しずつ増やす
  • 苦手なこと(課題)を克服する

を丁寧にサポートできます。

できることが増えていくことで、自信が育まれ、「この仕事を頑張りたい」というモチベーションにも繋がるでしょう。

Z世代であれば、特に入れておきたい研修内容は?

Z世代はSNSでのコミュニケーションに慣れている世代です。

対面でのコミュニケーションが苦手で、社会人の基本となる「報告・連絡・相談」ができないケースも多く見られます。

課題に対して、先輩や上司に相談できないまま、折れてしまうことを防ぐために、課題を整理し、解決できる時間の確保を特に重視しましょう。

4.新入社員向けフォローアップ研修を上手くやるコツ

新入社員向けフォローアップ研修を上手くやるコツとして、以下を抑えておくとよいでしょう。

<図:新入社員向けフォローアップ研修を上手くやるコツ>
図:新入社員向けフォローアップ研修を上手くやるコツ

以下より詳しく解説します。

コツ①:課題を明確にする

フォローアップ研修では、「今、新入社員がどんな壁にぶつかっているのか」「どんな力を伸ばす必要があるのか」を明確にすることが重要です。

例えば、「報連相がうまくできない」「業務理解が浅い」「受け身になってしまう」など、先輩や上司からのフィードバックをもとに課題を洗い出しましょう。

これにより、研修の内容や重点を的確に定めることができ、研修中の納得感やモチベーションを高めることも可能です。

コツ②:新入社員が話しやすい雰囲気をつくる

研修を通じて新入社員の内省や意見交換を促すには、「安心して話せる空気づくり」が欠かせません。

特にZ世代の新入社員は、対面でのコミュニケーションに苦手意識があり、悩みや不安を先輩や上司に相談出来ないまま抱えがちです。

アイスブレイクや少人数のグループワークを取り入れたり、講師が親身に見守っている姿勢を心掛けたりすることで、「話してもいい」「受け止めてもらえる」という安心感を引き出しましょう。

コツ③継続的に実施する

フォローアップ研修は、入社時研修の「一度きりの振り返り」ではなく、「成長を支える継続的なプロセス」として設計することが大切です。

例えば、入社3カ月後・6カ月後・1年後といったタイミングで実施することで、状況の変化に応じた支援が可能になります。

「継続的に見守られている」という感覚を感じさせることで、新入社員の安心感と成長意欲を育みましょう。

コツ④成長段階や課題に合わせて、カスタマイズする

新入社員といっても、習熟度や業務内容、悩みには個人差があります。

そのため、毎年恒例のような「形式的に行う研修」を提供するのではなく、その世代の「成長段階」や「課題」に即した内容にカスタマイズすることが必要です。

例えば、SNSでのコミュニケーションに慣れているZ世代には、あえて対話や実践を交えたアプローチを、適度に取り入れるなど工夫が必要です。

これらのコツを押さえることで、「形式的な確認の場」ではなく、成長を促すきっかけとしての「効果的な新入社員研修」が実現できます。

新規開拓の「新入社員研修」では、世代の傾向に合わせた方法でやる気を引き出し、現場で使える実践訓練で丁寧な指導をします。

業種や目的に合わせて、研修内容はカスタマイズ可能です。

まずは、ご相談ください。

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