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【2025年度版】新入社員(新卒)研修のカリキュラム別「内容例 一覧」

2025.04.30

本記事を読むことで、新卒向け「新入社員研修のカリキュラムの内容」に関して具体的にイメージが持てるようになります。

1.「新入社員(新卒)研修」のカリキュラムの内容例 一覧

新入社員(新卒)研修で一般的に行われているカリキュラムを大きく6つの系統に分類し、それぞれの内容を一覧形式で例示します。

【新入社員研修のカリキュラム6大分類】

ご覧になりたい系統をお選びください。

ビジネスマナー系のカリキュラム 内容例 一覧

ビジネスマナー系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

ビジネスマナー系の研修が必要な職種3例
  • 営業全般
  • IT業界のカスタマーサポート
  • 金融業界の事務職 など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【ビジネスマナー系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
①身だしなみ・服装の基本
  • 身だしなみの基本4原則(清潔感・健康感・機能性・TPO)
  • オフィスカジュアルとスーツの違いと適切な使い分け
  • NGな服装・アクセサリー・髪型の具体例
  • 男性・女性別のチェックポイント
  • ロールプレイ:鏡を使ったセルフチェック演習
②挨拶・言葉遣い(敬語・電話応対)
  • 基本の挨拶(声のトーン・姿勢・タイミング)
  • 敬語の基礎(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
  • よくある敬語の誤用と正しい使い方
  • 電話応対の基本フロー(受け方・取り次ぎ・伝言・終わり方)
  • ロールプレイ:電話応対の模擬練習(受け手/かけ手)
③名刺交換・来客対応・訪問マナー
  • 名刺交換のルール(順番・受け渡し方・扱い方)
  • 名刺ケースの使い方・名刺管理のポイント
  • 来客対応(受付〜応接室の案内・お茶出しの基本)
  • 社外訪問時のマナー(訪問の時間、受付対応、退出の仕方)
  • ロールプレイ:名刺交換〜来客対応〜訪問の一連の流れを実践
④ビジネスメール・チャットの作法
  • ビジネスメールの基本構成(件名・宛名・本文・署名)
  • メールの送信マナー(TO/CC/BCCの使い分け)
  • よくあるNG例と改善例(曖昧な表現・失礼な表現など)
  • チャットツールの基本ルール(即レスの原則・スタンプの使い方)
  • 実践演習:メール作成/チャットでの報告や依頼のやりとり
⑤報連相の基本
  • 「報告・連絡・相談」の違いと役割
  • タイミング・内容・伝え方のポイント
  • 上司への相談のしかた(要点をまとめて話すコツ)
  • メール/口頭/チャットでの適切な使い分け
  • ロールプレイ:報連相ケーススタディ(状況に応じた対応演習)

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コミュニケーションスキル系のカリキュラム 内容例 一覧

コミュニケーションスキル系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

コミュニケーションスキル系の研修が必要な職種3例
  • 看護師や医療事務
  • 広告業界の企画職やディレクター
  • ホテルスタッフ など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【コミュニケーションスキル系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
①傾聴力のトレーニング
  • 傾聴とは何か(共感的理解・受容・関心の姿勢)
  • ノンバーバルコミュニケーションの重要性(うなずき・相づち・アイコンタクト)
  • 聞き手としてのNG行動(遮る・否定する・アドバイスばかりする など)
  • アクティブリスニングの実践演習(ペアワークでロールプレイ)
  • フィードバック:良い傾聴と改善点をお互いに共有
②アサーティブコミュニケーション
  • アサーティブ/非アサーティブ/攻撃的な言動の違い
  • 自己主張と相手配慮のバランス
  • 「Iメッセージ」の使い方(例:「私は〜と感じています」)
  • 相手を否定せずに伝える表現方法
  • ロールプレイ:上司・同僚との場面設定での練習(例:納得できない指示への対応)
③報連相の実践
  • 基本の型をおさらい(簡潔/具体的/タイミング重視)
  • 状況に応じた報連相の判断ポイント
  • 報連相不足で起こるトラブル事例の紹介
  • 実践ワーク:ケーススタディをもとにグループで判断&発表
  • シミュレーション演習:上司に相談するロールプレイ(フィードバックあり)
④フィードバックの受け方・伝え方
  • フィードバックの基本(目的・種類・タイミング)
  • 受け取り方の姿勢:防衛的にならず、前向きに受け止める
  • 伝え方の工夫:「事実→気づき→期待」のフレームで話す
  • フィードバック演習(上司⇔部下、同僚間などの設定でロールプレイ)
  • 感情コントロールと受け止め方のグループシェア
⑤グループワークやディスカッションでの実践練習
  • ディスカッションでの役割(リーダー・書記・タイムキーパーなど)
  • 意見の出し方・受け入れ方(否定しない・建設的に広げる)
  • 協働の基本(チームで成果を出す視点)
  • グループ課題:短時間での課題解決ワーク or 模擬プロジェクト体験
  • ふりかえりとフィードバック:チームごとに発表・相互評価

ビジネススキル系のカリキュラム 内容例 一覧

ビジネススキル系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

ビジネススキル系の研修が必要な職種3例
  • メーカーの商品企画
  • 金融業界の商品開発
  • 商社の法人営業 など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【ビジネススキル系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
①PDCAサイクルの理解と実践
  • PDCAとは何か(Plan→Do→Check→Actの意味と役割)
  • 各ステップの注意点とよくある失敗例
  • 実例で学ぶ:PDCAを回して業務改善したケーススタディ
  • 実践ワーク:自分の1日の行動をPDCAで振り返る演習
  • チームごとに「新人プロジェクト」の簡易PDCAを設計&発表
②タスク管理・優先順位のつけ方
  • タスクの可視化(ブレインダンプ・タスクリスト作成)
  • 優先順位の決め方:緊急度×重要度マトリクス(アイゼンハワー・マトリクス)
  • 仕事の「見える化」で抜け漏れを防ぐ方法
  • グループワーク:業務例を使ったタスク仕分け演習
  • 自分の1週間の業務を想定した優先度設定の練習
③スケジュール管理、ToDo管理
  • スケジュールの基本:時間単位で管理する意識
  • カレンダーとToDoリストの使い分け
  • デジタルツール(Googleカレンダー、Outlook、Trelloなど)の紹介
  • 実践演習:仮の1週間の予定を立てて、スケジュール&ToDoを作成
  • 振り返りと改善ポイントの共有
④ロジカルシンキング・問題解決思考
  • ロジカルシンキングとは(Why/What/Howで考える習慣)
  • フレームワーク活用:MECE、ロジックツリー、5W1H
  • 問題発見 → 課題設定 → 解決策立案のプロセス
  • ケーススタディ:実際の業務課題をテーマにしたグループ演習
  • 発表とフィードバック:他チームからの視点も取り入れる
⑤資料作成の基本(わかりやすい伝え方)
  • 伝わる資料とは?(目的・読み手・構成を意識)
  • スライド資料の基本構成:結論ファースト/1スライド1メッセージ
  • 見やすいデザイン(フォント・色・余白・図表の使い方)
  • Before / Afterで比較:改善された資料例の紹介
  • 実践ワーク:ミニ資料作成→発表→講師&受講者からフィードバック

企業理解・業界知識系のカリキュラム 内容例 一覧

企業理解・業界知識系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

企業理解・業界知識系の研修が必要な職種3例
  • 商社全般
  • 通信・インフラ業界全般
  • 不動産業界全般 など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【企業理解・業界知識系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容
①企業理念・ビジョン・経営方針の説明
  • 企業理念・ビジョン・ミッションの解説
  • 経営方針・年度方針の説明(なぜこの方針なのか)
  • 企業理念が体現されたエピソードの紹介(実例ベース)
  • 経営トップからのビデオメッセージ or 講話
  • ワーク:「理念を自分の仕事にどう結びつけるか」を考えるディスカッション
②会社の歴史と文化、組織構成
  • 創業から現在までの沿革紹介(年表・写真・トピック)
  • 組織文化の特徴(風土・社内イベント・価値観)
  • 社風の中で重視されていること(挑戦、協働、スピード など)
  • 現在の組織構成と各部門の役割(部門間連携の流れも含む)
  • 社内の人物紹介(役員・キーパーソンなどのメッセージも共有)
③主な事業内容・サービス・製品
  • 主力事業の概要(BtoB/BtoC、顧客層、市場シェアなど)
  • サービス・製品の特徴や強み(他社との違い、技術的な優位性)
  • 成果事例(顧客の声、導入実績)
  • 実物に触れる・体験する(デモ、映像など)
  • ワーク:「自社の商品・サービスを”1分間で紹介する”」プレゼン演習
④業界構造・主要な競合・市場動向
  • 業界の仕組みと構造(プレイヤー、流通、顧客層など)
  • 自社と競合の立ち位置(SWOT分析、シェア、強みの比較)
  • 業界トレンドや成長性、変化の方向性(AI、脱炭素、グローバル展開など)
  • 市場規模・今後の注目分野の紹介
  • グループディスカッション:「業界が今後どう変わるか?自社はどうすべきか?」
⑤今後の戦略と期待される役割
  • 中期経営計画・ビジョン(将来の事業構想や成長戦略)
  • 重点分野(新規事業・海外展開・技術開発など)
  • 各部署での戦略的取り組み
  • 新入社員に期待される行動・役割・キャリアパスの例
  • ワーク:「自分はどんな貢献ができそうか?」個人目標シートの作成

ITリテラシー系のカリキュラム 内容例 一覧

ITリテラシー系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

ITリテラシー系の研修が必要な職種3例
  • 事務職全般
  • 人材系のキャリアアドバイザー
  • マーケティング担当 など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【ITリテラシー系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
①PC基本操作、社内システムの使い方
  • Windows/Macの基本操作(ショートカットキー、画面操作、設定)
  • 社内ログイン手順・セキュリティ管理(パスワード管理、画面ロックなど)
  • メールシステム・社内ポータルサイトの使い方
  • 勤怠管理、経費精算、稟議申請などの社内ツールの操作
  • 実機操作演習:実際に社内システムを使ってログイン・申請体験
②Officeツール(Word, Excel, PowerPoint等)の基礎
  • Word:報告書・議事録の作り方、段落・スタイル・表の活用
  • Excel:四則演算、関数(SUM, AVERAGE, IF など)、表の整形、基本グラフ作成
  • PowerPoint:1スライド1メッセージ、図形・アニメーション、テンプレートの使い方
  • ミニ課題演習:簡単な業務文書・報告資料の作成
  • フィードバック:わかりやすい資料とそうでない資料の違いを比較
③オンライン会議ツール(Zoom, Teamsなど)の活用法
  • Zoom/Microsoft Teamsの基本機能(入室・チャット・画面共有・録画)
  • 会議前の準備(マイク・カメラ確認、背景設定、資料共有)
  • オンライン会議でのマナー(発言の仕方・相づち・ミュート管理)
  • ブレイクアウトルームの使い方(チームディスカッション)
  • 実践演習:模擬オンライン会議の開催+ロールプレイ発表
④情報セキュリティ・個人情報保護
  • 情報セキュリティの基礎知識(ウイルス・フィッシング・不正アクセスなど)
  • パスワード管理と2段階認証
  • 業務端末・USB・外部クラウド利用時の注意点
  • 個人情報保護法とその実務上の対応(具体的なNG行動例)
  • クイズ形式:これはOK?NG?ケーススタディで学ぶ演習
⑤クラウド・チャット・共有ドライブの使い方
  • クラウドストレージの基本(Google Drive/OneDriveなど)
  • ファイルのアップロード・共有・権限設定の方法
  • 社内チャットツールの活用(Slack、Teams等での報告・相談)
  • フォルダ構成のルールとファイル命名の統一
  • 実践演習:ドライブ上で共同編集 → チャットで報告 → フィードバックを受ける流れを体験

コンプライアンス・倫理系のカリキュラム 内容例 一覧

コンプライアンス・倫理系の研修は、以下のような職種が行うと良いでしょう。

コンプライアンス・倫理系の研修が必要な職種3例
  • 金融業界全般
  • 医療業界全般
  • 商社全般 など

具体的な内容例は以下のとおりです。

【コンプライアンス・倫理系の研修カリキュラム 内容例 一覧】
カリキュラム 内容例
①コンプライアンスとは何か(法令遵守の基本)
  • コンプライアンスの定義と重要性(法令だけでなく倫理も含む)
  • なぜ企業にコンプライアンスが求められるのか(信頼・社会的責任)
  • 実際にあったコンプライアンス違反事例(企業名は伏せるなど配慮)
  • 自分の行動が会社を代表するという意識づけ
  • クイズ:「これはOK?NG?」日常業務における判断演習
②会社の就業規則・社内ルールの理解
  • 就業規則の目的と位置づけ(なぜ読むことが大切か)
  • 勤怠・休暇・副業・懲戒・セキュリティなどの主要項目をピックアップして解説
  • よくある誤解や見落としがちなルール(例:無断残業、私用PC利用)
  • 社内イントラやマニュアルの探し方・使い方紹介
  • チェックテスト:規則を理解しているかの確認クイズ
③ハラスメント(パワハラ・セクハラ・マタハラ等)防止
  • 各種ハラスメントの定義と具体例(職場で起きやすい場面)
  • グレーゾーン行為への理解(冗談・善意でもアウトになるケース)
  • ハラスメントが起こるとどうなるか(被害者・加害者・企業のリスク)
  • 正しい対応方法(されたとき・見かけたとき)
  • ロールプレイ:この行動はセーフ?アウト?グループで判断し発表
④個人情報・機密情報の取り扱い
  • 個人情報と機密情報の違い(定義と具体例)
  • 情報管理の原則(アクセス制限・パスワード管理・物理的管理)
  • 情報漏えい時の責任と影響(ニュース事例を紹介)
  • 持ち出し・共有・廃棄時の注意点
  • 実践チェック:適切な管理がされているかどうかを考える演習
⑤SNSやネットリテラシーの基礎
  • SNS利用におけるリスクとルール(投稿・拡散・私的利用との境界)
  • 炎上事例の紹介と分析(個人アカウントでも会社の看板と見なされる)
  • 社内でのネット利用マナー(業務時間・社用端末など)
  • 情報発信ガイドライン(企業の方針を確認)
  • シミュレーションワーク:「この投稿、大丈夫?」判断トレーニング
⑥内部通報制度やリスクの早期発見の大切さ
  • 内部通報制度とは(目的・対象・通報窓口・匿名性の有無)
  • 通報した人の保護(不利益取扱禁止)
  • 通報と告げ口の違い(健全な職場づくりの一歩)
  • 「気づいたらすぐ相談」の文化をどう作るか
  • ケース紹介:通報が会社を救った実例紹介
⑦事例を使ったグループディスカッション(〇〇なとき、どうする?)
  • 事例①:取引先からの高額な贈り物を受け取っていい?
  • 事例②:社内チャットで上司の発言に違和感があるとき
  • 事例③:友人との飲み会で会社の業務内容を話してしまった
  • グループごとに話し合い、意見をまとめて発表
  • 講師からフィードバックと「望ましい行動」解説

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