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【言葉遣い編】新入社員向けビジネスマナー講座 その6

2020.06.21

本記事は「新入社員向け、ビジネスマナーとしての言葉遣い」についてフォーカスして解説しています。

以下の一覧は、ビジネスの言葉遣いでよく使われる「丁寧語・尊敬語・謙譲語」をまとめたものです。実務で頻出する言葉を厳選しています。

【言葉遣い(敬語)一覧】
言葉 尊敬語 謙譲語 丁寧語
する なさる、される いたす、させていただく します
言う おっしゃる、言われる 申す、申し上げる 言います
見る ご覧になる 拝見する 見ます
思う 思われる 存じます 思います
知る ご存じです 存じております/存じ上げております 知っています
聞く お聞きになる 拝聴する、伺う 聞きます
分かる お分かりになる かしこまる、承知する 分かります
伝える お伝えになる お伝えする、申し伝える 伝えます
行く 行かれる、いらっしゃる、おいでになる、お越しになる 参る、伺う 行きます
来る いらっしゃる、おいでになる、お越しになる、見える 参る、伺う 来ます
会う お会いになる、会われる お目にかかる 会います
持つ お持ちになる お持ちする 持ちます
座る おかけになる 座らせていただく 座ります
読む お読みになる、読まれる 拝読する 読みます
食べる 召し上がる いただく もらいます
見せる お見せになる お見せする、ご覧に入れる 見せます

以降の章で、敬語含めた「言葉遣い」について解説していきます。

1. 新入社員にとって「言葉遣い」が重要である理由

新入社員は、業務スキルよりも先に「言葉遣い」で評価されます。まだ経験も実績もない新人の段階では、言葉選びや話し方が人柄や誠実さの判断材料になるからです。

どれだけ優秀でも、言葉遣いが雑だったり誤った敬語が多かったりすると、それだけで信頼感を失ってしまいます。

逆に正しい言葉遣いが自然にできる新入社員は、

  • 丁寧で信頼できる
  • コミュニケーションがとりやすい
  • 教えやすい

と評価が一気に上がります。

正しい言葉遣いは、新入社員にとって最速で信頼を勝ちとるための技術です。だからこそ、最初に「言葉遣いの基礎」を身につけることが重要です。

2. 新入社員が最初に身に覚えるべき「言葉遣いの基本(敬語)」 3種類

新入社員が必ず覚えるべき「言葉遣いの基本」として、以下3種類の敬語を押さえておきましょう。

【敬語の種類 一覧】
種類 対象 用途
尊敬語 相手 相手を上げる いらっしゃる/おっしゃる
謙譲語 相手に対する自分 自分を下げる 伺う/拝見する
丁寧語 聞き手全般 丁寧に伝える 〜です/〜ます

以下、それぞれ解説します。

2-1.尊敬語(そんけいご)

相手や相手側の行動を高めて表す敬語です。 上司・取引先など、自分より立場が上の人に使います。

目的

相手を立てて、敬意を示すため。

使用例

  • 行く → いらっしゃる
  • 言う → おっしゃる
  • 見る → ご覧になる
  • する → なさる

2-2. 謙譲語(けんじょうご)

自分や自分側の行動をへりくだって表す敬語です。 自分を低くし、相手を立てることで丁寧さを示します。

目的

自分が関わる行動を控えめに述べて、相手への配慮を示すため。

使用例

  • 行く → 伺う
  • 言う → 申し上げる
  • 見る → 拝見する
  • する → いたす
  • 会う → お目にかかる

2-3. 丁寧語(ていねいご)

語尾を丁寧にして、聞き手に対して丁寧さを示す敬語 です 。 尊敬語・謙譲語と併せて使われることが多いです。

目的

日常の会話や報告で、礼儀正しく話すため。

使用例

  • 〜です
  • 〜ます
  • 〜ございます

3. 新入社員が避けるべき「言葉遣いのNG表現」5つ

新入社員が口にしてしまいがちの、NGな言葉遣いを5つ紹介します。相手に良くない印象を与えてしまうため、避けるよう意識しましょう。

<言葉遣いのNG表現 5つ>
●NG表現①:「なるほどですね」

→一見丁寧に思えますが、不自然な二重敬語です。

●NG表現②:「〜のほう」

→何でも「ほう」をつけるのは間違った丁寧さです。

●NG表現③:「とんでもございません」

→本来は「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」が正解です。

●NG表現④:「了解です」

→上司には「承知しました」が正解です。

●NG表現⑤:「ご苦労さまです」

→自分より目下に使う言葉なので新入社員はNGです。

4. 新入社員がすぐ実践できる「感じが良くなる言葉遣いのコツ」5つ

言葉遣いに以下のちょっとした「コツ」を加えることで、劇的に感じが良くなります。印象をアップさせるために、ぜひ取り入れましょう。

<感じが良くなる言葉遣いのコツ 5つ>
●コツ①:主語を「相手」にして話す

→「私は〜」より「〇〇さんが〜」のように相手を主語にして話をすると、丁寧で聞きやすくなります。

●コツ②:クッション言葉を先に置く

→失礼な印象を与えないための万能テクニックとして、以下のようなクッション言葉を使うのが効果的です。

  • 恐れ入りますが
  • お手数ですが
  • 差し支えなければ
  • よろしければ
●コツ③:即答できないときはワンクッション置く

→無言は失礼になってしまうので、答えられないときは以下のようなクッション言葉を置くと丁寧になります。

  • 少々お待ちいただけますか?
  • 確認いたしますのでお時間いただけますか?
●コツ④:語尾は断定しない

→新人の「〜です」「〜します」 という 断定は冷たく 見えてしまうことがあります。以下のような言い回しで柔らかい印象になります。

  • 「〜と思います」
  • 「〜かと存じます」
●コツ⑤:ゆっくり話す

→言葉遣いが整っていても、話すスピードが速いと雑に聞こ えます。 新人は緊張で早口になりがちなので、普段の7〜8割の速度でゆっくり話すだけで丁寧 な印象になります。特に以下のような場面では、ゆっくり話すだけで信頼性が大きく上がります。

  • 報告
  • 謝罪
  • お客様対応

5. 新入社員が押さえておきたい「便利なフレーズと使う場面」4つ

新入社員が覚えておくと便利なフレーズを4つご紹介します。どれも「新人らしい丁寧さ」を伝えられるフレーズです。

<便利なフレーズと使う場面 4つ>
●場面①:依頼したいとき

→「○○していただけますと助かります。」

●場面②:報告したいとき

→「取り急ぎご報告いたします。」

●場面③:お客様対応

→「少々お待ちいただけますでしょうか。」

●場面④:断るとき

→「申し訳ございませんが、難しい状況でして…」

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