
挨拶とは、そもそもどういう意味なのでしょうか?
挨拶の語源と言われているのが「一挨一拶(いちあいいちさつ)」です。これは、禅宗の問答に由来した言葉です。
挨には「心を開く」拶にはその「心に近づく」という意味があります。つまり、挨拶とは自分の心を開くことで相手の心を開かせ相手の心に近づいていくということです。
互いに心を開き接することで、認め合い信頼できる関係が構築されるのです。それでは、挨拶とは自分からするものでしょうか。それとも相手が先に行うものでしょうか。正解は、自分から先に行うものが「挨拶」です。
いつも明るく笑顔で、元気な声でハキハキと、自分から積極的に心を込めて行いましょう。
挨拶には感謝の気持ちや思いやりが込められている?
「こんにちは」「いつもお世話になっております」「お久しぶりです」「お元気でしたか」といった短い言葉の中には、感謝の気持ちや思いやりが込められています。挨拶を交わすことで信頼関係が築かれ、そして自分自身も謙虚な気持ちが培われていくのです。
自分では挨拶をしたつもりでも、小さな声でボソボソと下を向いた状態で挨拶をしていては、相手に気持ちは伝わらないということも覚えておきましょう。また挨拶のしかたによって、常に自分や会社が評価されていることを忘れてはいけません。特に新入社員の場合には、日頃の挨拶が上司やお客様の評価や第一印象に大きな影響を与えるということも認識しましょう。
感じの良い挨拶とは?
最後に「感じの良い挨拶」だと印象を残す効果的なテクニックについてお伝えします。とてもシンプルです。
挨拶の後に感謝の言葉をつけ加えるだけで好印象を残すことができるのです。
例えば「おはようございます。昨日は素敵な時間をありがとうございました。」このように挨拶の後に感謝を
伝えることで相手に好印象を残すことが出来ます。
挨拶は、いつでも、どこでも、どなたに対しても平等に行うようにしましょう。たとえ挨拶に応えない人がいたとしても、続けていれば必ず挨拶を返してくれるようになります。気をつけなければならないことは、TPOに応じた挨拶を適切なタイミングで行うということです。状況に応じて適切に使い分けるようにしましょう。