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【客先訪問編】新入社員向けビジネスマナー講座 その10

2020.06.20

本記事は「新入社員向け、ビジネスマナーとしての客先訪問マナー」についてフォーカスして解説しています。

客先訪問をする際の基本的な流れは以下のとおりです。

<客先訪問の基本的な流れ>
  • 訪問前準備をする
  • 到着したら建物に入る前にチェックする
  • 受付する・受付で待つ
  • 入室・挨拶する
  • 名刺交換をする
  • 手土産があれば渡す
  • 席次を確認し、着席する
  • 商談する(話を聞く・話す・資料等の受け渡しをする)
  • 退室する
  • 訪問後のお礼をする
  • 上司へ訪問の報告をする

1. 訪問前のマナー

訪問前は、「相手との時間をより良いものにするための準備」をするのがマナーです。
目的や相手情報を整理し、服装や持ち物・移動経路などを整えておくことで、当日は落ち着いて対応できます。
事前準備を丁寧に行う姿勢が、信頼感や安心感につながり、良いスタートを切ることができます。

1-1.訪問前準備をする

訪問前に準備・確認するときのポイントは以下のとおりです。

<訪問前準備のポイント>
  • 訪問日時・場所・目的を明確にする
  • 相手の会社名・部署名・役職・氏名を正確に把握する
  • 服装・身だしなみを確認する
  • 名刺・名刺入れ・資料・筆記用具を準備する
  • 移動経路・所要時間を確認する

新入社員は、必ず上司・先輩に訪問の目的や内容を確認しておきましょう
受け身な姿勢にならないようにすることが大切です。忘れ物や遅刻は信用を失ってしまうので厳禁です。

また、名刺が不足しないように枚数を確認しておきましょう。
資料は、相手の人数+予備の分も用意しておくと安心です。

2.到着から受付までのマナー

建物に入る前から受付までの所作は、相手に会う前の第一印象を形づくります。

身だしなみを整え、簡潔で丁寧な受け答えを心がけることで、安心感のある来訪者として受け取られます。
基本を意識するだけで、印象は大きく向上します。

2-1.到着したら建物に入る前にチェックする

建物に入る前にやることとポイントは以下のとおりです。

<建物に入る前のポイント>
  • コート・マフラーを脱ぐ
  • 髪型・服装を整える
  • スマートフォンをマナーモードにする
  • 名刺入れをすぐに出せる状態にしておく

コートなどを着ていたら脱ぎ、最終チェックします。
気持ちを切り替え、落ち着いて行動できるよう身だしなみと気持ちを整えましょう

2-2.受付する・受付で待つ

受付での伝え方・待ち方のポイントは以下のとおりです。

<受付での伝え方のポイント>
  • 「会社名・氏名・約束の時間・担当者」を明確に伝える

→ 例)「本日〇時にお約束しております、〇〇会社の〇〇と申します。△△様にお取次ぎをお願いいたします。」

明るい表情と落ち着いた声量で、語尾まで丁寧に言う

<受付で待つときのポイント>
  • 指示があるまではその場で静かに待つ
  • 私語やスマートフォン操作は控える
  • 案内されたら「ありがとうございます」と一言添える

受付での対応は、相手と会う前から信頼感を伝える大切な場面です。
用件は短くはっきり伝え、相手が聞き取りやすい話し方を意識します。

待ち時間も周囲から見られている意識を持ち、姿勢や所作を整えて静かに待つことが、落ち着いた印象につながります。

3.入室~着席までのマナー

入室後の動きは、相手や上司を尊重する姿勢が表れやすい場面です。

挨拶や席次、着席のタイミングを周囲に合わせることで、協調性や気配りが伝わります。

また、名刺や手土産の扱いは、相手をどれだけ大切にしているかが伝わる所作です。
一つひとつを丁寧に行うことで、落ち着きと信頼感を自然に印象づけることができます。

3-1.入室・挨拶する

入室・挨拶の仕方のポイントは以下のとおりです。

<入室・挨拶の仕方のポイント>
  • ドアを3回ノックし、返答を待つ
  • 「失礼いたします」と一言添えて入室
  • 入ったら一歩立ち止まり、相手に向かって一礼
  • 挨拶は全員が揃った状態で、立ったまま行う
  • 声は明るく、目線は相手へ向ける

入室時は一呼吸置いてから挨拶し、立ったまま相手の目を見て伝えます
落ち着いた所作と明るい声が、安心感のある第一印象につながります。

3-2.名刺交換をする

名刺交換の仕方・扱い方のポイントは以下のとおりです。

<名刺交換の仕方・扱い方のポイント>
  • 名刺は胸の高さで、両手で差し出す
  • 相手の名刺は両手で受け取り、すぐにしまわない
  • 机の上では、相手の位置関係どおりに並べる

名刺は胸の高さに両手で差し出し、受け取った後は机の上に自分から見て正面、相手側に置きます

席順に並べて丁寧に扱うことで、相手への敬意が自然に伝わります。

3-3.手土産があれば渡す

手土産の渡し方のポイントは以下のとおりです。

<手土産の渡し方のポイント>
  • 紙袋から出し、両手で渡す
  • 一言添えて控えめに差し出す

手土産は袋から出し、両手で一言添えて渡します
控えめな表現を心がけることで、心配りとして好印象につながります。

3-4.席次を確認する

<図:席次の順番>※番号が若いほど上座

席次の順番

席次のポイントは以下のとおりです。

<席次のポイント>
  • 基本は入口から遠い席が「上座」
  • 新入社員は原則、入口に近い「下座」へ座る
  • 迷ったら「こちらでよろしいでしょうか」と確認する

基本的には相手から案内された席へ座り、案内がない場合は原則下座へ座ります。
迷ったときは確認するよう意識すると、落ち着いた印象を与えられます。

3-5.着席する

着席するときのポイントは以下のとおりです。

<着席の仕方のポイント>
  • 「どうぞお掛けください」と言われてから座る
  • 上司・相手が先に座るのを待つ
  • 浅く腰掛け、背筋を伸ばす

着席は勧められてから行い、相手や上司が先に座るのを待ちます
浅く腰掛け背筋を伸ばすことで、丁寧で誠実な印象を与えられます。

4.商談中のマナー

商談中は、相手の話にしっかり耳を傾けることが何より重要です。
うなずきやメモを取りながら聞く姿勢は、「理解しよう」とする意欲を伝えることができます。

前向きに関わる姿勢が相手との距離を縮め、良好な関係づくりにつながります。
また、商談で使用する資料の扱い方も相手への敬意を示すポイントなので、丁寧に行いましょう。

4-1.基本姿勢を整える

基本姿勢・態度のポイントは以下のとおりです。

<基本姿勢・態度のポイント>
  • 背筋を伸ばし、浅く腰掛ける
  • 相手の方へ体を向ける
  • 表情はやわらかく、うなずきを適度に入れる

商談中は、内容だけでなく態度そのものも見られています
落ち着いた姿勢は「話を大切に聞いている」という安心感につながります。

4-2.話を聞く

話の聞き方のポイントは以下のとおりです。

<話の聞き方のポイント>
  • 相手の話を遮らない
  • 要点をメモしながら聞く
  • 分からない点は確認しながら聞く

新入社員にとって最も重要なのが、「正しく聞く姿勢」です。
「理解しようとしている姿勢」そのものが、評価につながります。

4-3.話をする

話の仕方のポイントは以下のとおりです。

<話の仕方のポイント>
  • 結論から短く話す
  • 分からないことは正直に伝える
  • 自分の意見と事実を分けて話す

話すときは結論を先に簡潔に伝え、分からない点は正直に言って確認します。
落ち着いた声量と丁寧な言葉遣いで話をすることで、信頼につながります。

4-4.資料等を渡す・受け取る

商談で使用する資料等の渡し方・受け取り方のポイントは以下のとおりです。

<資料の渡し方・受け取り方のポイント>
  • 相手から見て正しい向きで差し出す
  • 役職の高い方から順に配布する
  • 受け取るときは両手で対応し、軽く会釈する

資料は相手から見て正しい向きで渡し、受け取る際も両手で丁寧に対応します。
細かな配慮が信頼感を高めることにつながります。

4-5.その他の振る舞い

その他細かい振る舞いのポイントは以下のとおりです。

<その他細かい振る舞いのポイント>
  • スマートフォンは机の上に出さない
  • 資料をめくる音やペンの音に配慮する
  • 飲み物は話の区切りで静かに取る

商談中はスマートフォンをしまい、物音や動作に配慮します。
話の流れを遮らない振る舞いを意識することで、商談に集中している姿勢が自然に伝わります。

5.退室~訪問後のマナー

訪問後の行動まで含めて、客先訪問は完結します。
丁寧な退室やお礼、上司への報告を行うことで、経験を次につなげることができます。

一つひとつを振り返る姿勢が成長の積み重ねとなり、次の訪問への自信につながります。

5-1.退室する

退室するときのポイントは以下のとおりです。

<退室するときのポイント>
  • 椅子を静かに戻して立ち上がる
  • 相手に向き直り、一礼して挨拶する
  • ドアの前で再度軽く一礼する
  • 案内してくれた方へお礼を伝える
  • 建物を出てからコートを着る

退室時は丁寧に挨拶し、建物を出るまで落ち着いた態度を保つようにします。
最後まで気配りを意識することで、安心感と好印象を自然に残せます。

5-2.訪問後のお礼をする

訪問後のお礼のポイントは以下のとおりです。

<訪問後のお礼のポイント>
  • 訪問後は、当日中にメールでお礼を伝える
  • 打ち合わせのお礼を簡潔にまとめる
  • 印象に残った点や次のアクションに触れる

形式的ではなく、「時間をいただいたことへの感謝」を伝える意識が大切です。
時間をいただいた感謝と打ち合わせ内容に触れ、今後の対応を簡潔に伝えることで、前向きで丁寧な印象を残せます。

5-3.上司へ報告する

上司への報告のポイントは以下のとおりです。

<上司への報告のポイント>
  • 事実(決まったこと・依頼事項)を伝える
  • 相手の反応や雰囲気を伝える
  • 次に取るべき行動を伝える

上司への報告は早めに行い、事実と所感を分けて伝えるようにしましょう。
要点と次の行動を整理して共有することで、判断や対応がスムーズになります。

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